京屋|アジュテアケイ|珊瑚コーラルジュエリー・アクセサリー

design by Yoshiko Miyazaki

Baikaouren

密やかに春を告げる
白く小さな珊瑚の花

宮崎美子さん写真

女優、宮崎美子との出会い
そこから生まれた珊瑚のバイカオウレン

女優として活躍する傍らクイズ番組にも多数出演するなど、その博識ぶりで知られる宮崎美子さん。彼女の興味の対象は「鉱物」にまで及 ますが、宝石珊瑚もそのひとつでした。そんな中、私ども京屋と宮崎さんは出会います。宝石珊瑚の成り立ちや加工技術にいたるまで、彼女の好奇心は膨らみ、ついには珊瑚の産地であり、私ども京屋の在る高知県まで来られるほどに。その旅の中でまた新たに出会ったのが、県出身の植物学者・牧野富太郎の愛した花「バイカオウレン」の存在。その後訪れた工房で、宝石珊瑚の削り出しを体験した彼女が作ったのが、その密やかで小さな「珊瑚の花」だったのです。

宮崎美子

Message

春先の陽射しの暖かさを感じさせる白サンゴのバイカオウレン。見ているだけで優しい気持ちになれそうな可愛らしさを大人の女性にこそ楽しんでいただきたいと思います。

バイカオウレン写真

日本植物学の父、牧野富太郎が
こよなく愛した花

このシリーズのモデルとなった「バイカオウレン(梅花黄蓮)」は、高知県出身であり、日本の植物分類学の基礎を築いた牧野富太郎博士がこよなく愛した花です。高知県高岡郡佐川村(現佐川町)で生まれ育った富太郎。その生家の裏山辺りには、早春、一面にバイカオウレンの花が咲いていたと言われており、おそらくこれが博士の原風景だったと想像されます。
まだ寒い森の中、バイカオウレンは、小さな白い花を咲かせ、密やかに春の訪れを伝えます。